小諸市の東小6年1組(柳澤崇洋担任・35人)の児童が、市内の自慢したい商店や観光スポットなどを紹介した「ふるさとパンフレット」を制作。大手の観光交流館に置いて、子どもの目線で捉えた小諸の魅力を発信している。
紹介しているのは▽松井農園▽停車場ガーデン▽南城公園や人力車▽中華食堂「あすなろ」▽正眼院▽高峰高原▽直売所「浅間のかおり」▽小諸の温泉▽懐古園▽マンズワイン小諸ワイナリー▽ラーメン店▽夢ハーベスト農場▽グリーンロード直売所▽飯綱山公園など17種類。
国語の授業や夏休みを活用し、店主への取材や写真撮影、パソコンによる編集はすべて児童が取り組んだ。商品や歴史などの紹介や、店主の話や自分たちが体験した感想、店の宣伝なども詰め込んだ力作だ。
児童からは「今まで知らなかった歴史がわかった」「お気に入りの店を多くの人に知ってほしい」といった感想が多く、取材を通して学んだ新たな発見が、パンフレットからにじみ出ている。
柳澤教諭は、「取材するのは勇気が必要だったと思う。会話の大切さや、物事をやり遂げる力を養えたのでは」と話す。
観光交流館入口に置いたパンフレットの評判は上々で、「うちの店にも置きたい」という反響も出始めている。観光交流館は、「既存の観光パンフレットにはない魅力があふれている」と、市民にも一読を勧めている。

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