小諸市消防団(清水勝彦団長)は、新入団員と幹部、音楽隊の教養訓練を17日に行った。幹部の入れ替わりもあり、今年の新入団員は40人。内4人は女性で、今年から新しくできた女性班に所属し、広報活動などを担当する。
新入団員は小諸消防署で、消防団の組織や団員の身分、権限、仕事の内容などの1時間、木次武志副署長の話を聞いた。その後、グラウンドに移り、制服の身だしなみや集合の仕方、敬礼、歩き方を訓練。点呼や気をつけ、整列休めの姿勢など慣れない動作を行うため、休憩中に座り込む団員もいた。
幹部団員は救命講習などを行いAEDの使い方などを学んだ。午後4時に訓練に参加した約2百人全員で分列行進を行い解散した。
清水団長は「規律など厳しい部分もあるが、団員としての誇りを持ち、しっかり訓練して有事の際に役立ててほしい」と話していた。
新入団員代表であいさつした第7分団井子部の岡村勇佑さん(19)は、「訓練は大変だったが、地域の安全のためにもしっかりと活動したい」と意気込んでいた。
小諸市消防団は定員850人に対し、11人少ない839人。団員のなり手不足から部長経験者が平団員に戻る分団もある。こうした人員不足や日頃の活動の感謝をこめて団員や家族に対し割引などのサービスを行う「消防団協力応援の店」の制度もある。

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