「地元の子どもも利用して」

〇…小諸市松井の松井農園(松井哲男社長)に、農業体験や収穫体験に訪れる県外の小中学校が増えている。特に多いのは関東方面で、1日に2校以上受け入れることもあり、既に秋の予約も入っている。軽井沢経由で訪れる学校が多く「世界的な観光地から30分も走れば、自然豊かな場所で農作業に触れられることも受けているのでは」という。
〇…この時期からは15種類3千本の「ブルーベリー狩り」、8月からは同農園の代名詞ともなっている「りんご狩り」と続く。園内にはバーベキュー施設や釣り堀もあり、「いつ来ても旬の味が楽しめる」という受け皿の広さが、学校側に好評だ。
〇…15日には、東京都の大泉小の5年生約70人が、リンゴの摘果作業を体験した。「どんなに丹精しても、自然災害で収穫できないこともある」という松井社長の説明を受けながら、「こんな小さな実がおいしいリンゴになるとは驚き」「もっと作業したいと思った」と児童の反応も上々。その様子を見守りながら、「地元の子どもにも、農業の楽しさや自分で摘み取ったくだもののおいしさを体験してほしい」と松井社長。身近な場所での学習を提案している。

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