目指すは「東京五輪」

小諸キッズレスリングクラブ出身の小柳和也さん(21)と、佐藤雛子さん(19)の2人が、2日に小諸商業高で開いた国体レスリングの県選考会に参加。国内外の大会の合間を縫って、久しぶりに故郷のマットに上がった。
東雲出身の小柳さんは現在、山梨学院大4年。今年は全日本選抜で準優勝し、県選考会の結果を待たずに10月のえひめ国体出場を決めている。11月にはポーランドで23歳以下の世界選手権出場を控えており、「最低でも表彰台」が目標。卒業後は自衛隊体育学校への進学を希望している。
佐藤さんは石峠出身。今年、法政大に進学し6月に台湾で開いたアジアジュニア選手権で3位。昨年は優勝しているだけに、「自分から攻める試合ができなかったことが反省点」と振り返りながらも、秋の国体とインターカレッジ大会に照準を絞り、「4年間しっかり練習して強くなる」と目を輝かせる。
「キッズクラブ時代に精神力を鍛えられた」という小柳さん。佐藤さんは「小諸で教わった基礎的な部分はしっかりと生きている」と話す。キッズクラブや懐かしい仲間との再会を喜びながらも、二人共に3年後の「東京五輪出場」を見据えている。

レスリング(小柳佐藤)