佐久市内全小中学校を対象にした「子ども議会」は28日に開き、25人の子どもたちが議員となり、柳田清二佐久市長はじめ理事者らに、子どもなりの意見や要望をぶつけた。
子どもたちが議員となり、実際の方式にのっとって質問することで、議会の仕組みや運営方法を学び、関心を持ってもらうことが目的。また、行政側からは、子どもたちならではの発想の質問や要望を聞き、今後の市政推進に役立てたいとのねらいもある。
子ども議員は、市内の17小と8中から代表で1人ずつ。議長は中込中の宇山虎二郎君が務め、残る24人が質問した。望月小の柳晶貴君は、今年度から統合した望月地区の旧4保育園のうち、同小が交流していた協和保育園について「跡地利用で駐車場になると聞いた。それまでの間でいいので、最後の思い出を刻むために園庭で遊ばせてもらえないか」と要望。
柳田市長は自由に遊ぶことはできない旨を述べながら、「9月に園跡地で行うイベントがあるので、ぜひ参加して」とし、「新しい望月保育園とも今まで以上の交流を続けてほしい」と答えた。

傍聴席には大勢の教員や保護者が詰めかけ、子どもたちの雄姿を見守った

傍聴席には大勢の教員や保護者が詰めかけ、子どもたちの雄姿を見守った