小諸市市区(鎌田利雄区長)の防災訓練は3日、区内の諏訪神社境内にある区民広場で開き、約2百人の区民が参加した。
今年で3回目。同区で定める自主防災組織やその手引きに沿った内容で行った。当日は、7つある組ごとに住民の安否確認などを行った後に会場へ移動。そこから全体訓練が始まった。小諸消防署員を講師に心肺蘇生法やAEDの使い方のほか、2本の棒と毛布でできる簡易担架作りなど、体験しながらその方法を学んでいった。
このほか、女性を中心とした炊き出しや、区の消防団員から消火栓の開け方を学び、消防ホースでの放水体験もあった。鎌田区長は「実践的に訓練しておくことで、いざという時に動けるようになる」と話していた。

署員の説明に熱心に耳を傾け、心肺蘇生法などを学んだ

署員の説明に熱心に耳を傾け、心肺蘇生法などを学んだ