小諸市水明小(小林昭寛校長)の昆虫クラブは、チョウの生態に詳しい宮坂繁さん(70)=糠地=を講師に、絶滅危惧種のチョウ「ミヤマシジミ」が生息できる環境づくりに取り組んでいる。
同クラブは4年から6年生までの11人が所属。5月に学校の敷地内にミヤマシジミの食草であるコマツナギの苗木を植えて世話をしてきた。外敵に襲われないように宮坂さんが小屋を作り、先々月には中に雌雄を放した。11日に7匹が羽化。元気に飛び回る姿を見た子どもたちからは「羽の色がきれい」、「思ったより小さい」といった感想があった。
宮坂さんは「子どもが喜ぶ姿を見ると張り合いがある。数はまだ少ないが、来年は多くのチョウを見ることができると思う」と話している。

こ・水明小ミヤマシジミ2 こ・水明小ミヤマシジミ