佐久市臼田の書道教室「白樺会」に通う半田悠真君(田口小6年)と未羽さん(同4年)、唯央さん(同2年)の3兄妹が、今年度70回目のの県書道展で兄妹そろって入賞を果たした。中でも長男の悠真君は、条幅(じょうふく)の部で特選。また、70回記念で特選受賞者の中から特に優秀な作品に贈る「特選記念賞」にも選ばれた。

兄妹は、共に小学1年生になったのを機に書道を始め、一番長い悠真君は現在初段。「だんだん字がきれいになっていくのが分かり、それがやりがい」と笑顔を見せる。また、今回の受賞が自身の最高賞で、「本当にうれしかった。昇段試験を受け、もう1段上を目指したい」と意気込む。悠真君は半紙の部でも金賞を受賞。長女の未羽さんは同部で銅賞、二女の唯央さんは銀賞だった。
3人の通う教室は月に2回。講師の高橋松碩さん(77)=佐久市平賀=は「元気な兄妹で頑張って書道に取り組んでくれている」と評価。母親の佳寿江さん(38)は、「書と向き合うことで姿勢も良くなる。字がきれいであることは、生涯に渡り役立つことです」。

左から未羽さん、高橋さん、唯央さん、悠真君

左から未羽さん、高橋さん、唯央さん、悠真君