主に小諸在住の女性でつくる銭太鼓の演奏グループ「乙女倶楽部」(成川のぶ子代表)が結成5周年を迎え、11月18日(土)に記念の演奏会を開く。わずか5人で始めた会も、現在は28人にまで会員が増え、「女性パワーと息の合った演奏を観客に届けたい」と来場を呼び掛けている。
「銭太鼓」は島根県に伝わるもので、長さ30㌢ほどの筒に5円玉を入れ、これを振って小銭が鳴る音を利用した楽器。演奏は、「簡単そうに見えて、実は見た目以上に難しい」というが、「それがやりがいにもなり、会員の定着率がいいのも会の特徴」と同会の成川のぶ子代表(69)=東区=。「乙女倶楽部」の会名は、「乙女の気持ちを忘れないようにという思いから」。
講師の三島ちづ代さん=佐久穂町=の指導で、練習は小諸市文化センターで月2回。レパートリーは『小諸ドカンショ』など現在12、3曲ほどで、年に1度開く公民館まつりで発表しているほか、福祉施設の慰問活動も続けてきた。
会員は全員60歳以上。「女性ばかり30人近くが集まると、熱気とパワーがすごい」と成川代表。また、「集中力が発揮できるのもこの会の良さ。発表会に向け、一生懸命練習に励んでいます」。
記念発表会は11月18日(土)午後1時半から小諸市役所隣のこもろプラザ2階「ステラホール」で。11曲を披露。入場無料。問い合わせは成川さん(電話0267・23・6061)。

こ・乙女倶楽部5周年