佐久市赤岩区(池田春水区長)と菊愛好家の区民でつくる「菊寿会」(茂木庄三会長)共催の区民文化祭と菊花展は4、5の両日、同区公会場で開いた。
絵画や写真作品のほか、4月から約半年かけてコツコツ制作してきたというつるし雛など約125点の区民の力作がずらり。また、菊寿会会員が手塩にかけて育ててきた菊や盆栽も並び、会場は華やかな雰囲気に包まれた。
菊寿会の会員は現在15人。先月の台風でビニールハウスが風に飛ばされ、中で育てていた菊が風雨にさらされるなどの被害があったというが、「今年も例年並みに作品を飾ることができて良かった」と同会の茂木会長(76)。
同区は佐久平駅が近く至便な地域ということもあり、20年前に百戸程度だった戸数は、現在340戸にまで増えた。「若い世代が増えているのは良いこと。文化祭にも来場を呼び掛けたが、今後も若い世代にも区の行事に積極的に参加してもらえるよう、働き掛けを続けていく」と池田区長(68)。

赤岩