小諸市諸が本家の「田中家」のきょうだい7人は、毎年1回の親睦会を20年以上続けている。長女の小林幸子さん(89)さんから、末っ子で4女のさつきさん(72)までの3男4女のきょうだいで、全員が健在。「みんなが健康で、仲良く集まれる事が幸せ」と口をそろえる。
 今年の親睦会は25日、布引温泉こもろで開催。連れ合いも参加するのが通例で、今年も13人が集まり(長女の幸子さんの夫は他界)、近況報告や昔話に花を咲かせた。
7人のうち、6人は今も佐久地域で暮らし、「この会以外でも、普段から頻繁に顔を合わせ、情報交換をしている」という。
 きょうだいの両親は80代で他界。実家はリンゴ園を営んでおり、「子どもの頃、みんなで農作業を手伝ったことを今でも思い出す」と三男で今回の幹事を務めた中山尚武さん。また、「大人になってからも、忙しい時期は作業を手伝った。そういうつながりがあるからこそ、仲良くいられるのかもしれません」。
 こうして長年集まる機会を設けられるのも、「それぞれが連れ合いに恵まれたから」との声も挙がる。「これからも全員が健康で仲良く、親睦会を長く続けていきたいです」。

長女 小林幸子(89)=東区=
長男 田中邦幸(85)=諸=
二女 井出かほる(82)=佐久市=
二男 田中芳徳(79)=軽井沢町=
三男 中山尚武(77)=芝生田=
三女 内藤千恵(74)=藤沢市=
四女 清水さつき(72)=四ッ谷=

田中家