「ハンノキ会」が企画

可愛い桜色の花を見に来て―。佐久市前山の「美笹自然観察園」とその周辺の整備作業をボランティアで行っている「ハンノキ会」(吉田寿会長)は5月12日(土)に、同園で絶滅危惧種の自生サクラソウを見る観察会を開く。参加費は無料で、多くの人の参加を呼び掛けている。
園芸種のサクラソウも多く出回っているが、絶滅危惧種に指定されているのは「自生」のものだ。
ハンノキ会の会員は約30人。年間計画を立て、同園の草刈りや木道の整備などを行っている。昨年の観察会には、会員も含めて50人ほどが参加。四季折々の植物や、バードウォッチングも楽しめるという同園。「サクラソウをきっかけに、自然園にも関心を寄せてもらい、佐久市にこんなにも素晴らしい場所があると知ってほしい」と同会事務局の町田満寿男さん(72)。
また、「会のメンバーは高齢者が多いが、若い人にも興味を持ってもらい、一緒に活動してほしい」と願っている。
観察会は午前9時から昼12時までで、小雨決行。事前申し込みは不要。参加希望者は当日午前9時までに美笹湖畔の駐車場に集合する。誰でも参加できるが、小学生以下は保護者同伴で。
問い合わせは同会事務局の町田さん(電話080・3402・5980)。

さ・美笹湖周辺の環境整備