小諸市菱野地区で信州の伝統野菜「ひしの南蛮」の出荷が最盛期を迎えている。
ひしの南蛮は、第二次世界大戦後に同区の戦争帰国者が、朝鮮半島から持ち込んだ種を大事に育て品種改良してきた野菜で、小さいピーマンのような形。皮がやわらかく、辛味が少ないため、丸ごと炒めたり、焼いたりして食べられる。
菱野地区には生産者13人で作る組合があり、毎年7月から10月までの間に収穫して出荷する。出荷先は直売所やJAなどで年間約4㌧。作り手の高齢化が進み生産をやめてしう人もいるが、若手の参入もあるという。原田義政組合長は「今の時期は1日2回収穫するほど成長が早い。出荷量も安定し、直売所の人気商品のひとつになった」と喜んでいる。
1袋15、16個入り150円。眺望一番ひしの直売所で10月末ごろまで販売している。
ひしの南蛮の生産者組合員は次の皆さん。
北澤住人  北澤義勝
佐藤増男  森住弘之
土屋寿雄  中込英機
中込みよし 花岡 弘
原田義政  依田敏明
平川文之 高橋すず子
中屋敬吉  中込和久
中込一雄

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