平成28年12月に稼働を始めたシチズン時計マニュファクチャリングの「ミヨタ佐久工場」(佐久市根々井)。地域に開かれた「魅せる工場」として工場見学者を積極的に受け入れており、稼働から約1年半で延べ見学者数が5千人を突破する勢いだ。

「ミヨタ佐久工場」は腕時計のムーブメント(駆動装置)を生産しており、時計の組み立て工場としては世界最大級の規模。見学者の内訳は「地元と公的機関がそれぞれ2割、シチズンのお客様が3割、他業種を含めた企業が3割といったところ」と同工場の酒井紀享工場長。「連日見学者が絶えない状況で、対応メンバーもうれしい悲鳴を上げています」。
見学は約2時間のコース。地元から訪れるのは、「小学生の社会科見学や高齢者のいきいきサロンの企画で足を運ぶ人が多い」といい、「97歳の男性も見学に来てくれた」と喜ぶ。
「今後もたくさんの人に工場を見に来てほしい」と酒井工場長。各種コミュニティー(10人以上)の見学は毎週水曜日に対応しており、10人に満たない団体は毎月第1水曜日に複数団体と一緒の見学となる。時間は基本的に午前10時~、午後1時~。
見学の問い合わせは(電話0267・88・8686)。

スタッフの説明に熱心に耳を傾ける工場を訪れた大勢の見学者

スタッフの説明に熱心に耳を傾ける工場を訪れた大勢の見学者