佐久市野沢中の1年生148人は今年度、「ふるさと学習」を大きなテーマとして総合的学習に取り組んでいる。このほど、学習の一環で体験学習を行い、小ブナ収穫や跡部の踊り念仏、おやき作りなど9つの講座に分かれ、それぞれ専門の外部講師から地域の歴史や文化を学んだ。
総合的学習は年間で35時限程度。同中1年生は地域学習を通じて「ふるさとの良さを知り、地域を支える一員であるという自覚を持つ」のをねらいとする。1年2組担任の河野智枝教諭は「各分野の外部講師が、いずれも依頼を快く受けてくれたからこそできた体験学習。地域のみなさんの気持ちがありがたかった」と話す。
各講座で学んだ内容は生徒自身がまとめ、今日21日とあす22日(土)に開く文化祭の場で発表する。
体験講座の9分野は次の通り。
▽熱気球▽土器▽おやき作り▽座禅▽日本酒▽踊り念仏▽染め物▽佐久鯉▽フナ

〈フナ〉講座の講師を務めたのは、学校近くに住むJA佐久浅間フナ部会の小池清志部会長。参加した16人の生徒は、小池さんから佐久の秋の味覚であるフナの歴史の説明を聞いた後、フナを飼育する田んぼに移動して水揚げを体験。生徒たちは、すくい上げた網に入った多くのフナをおそるおそる掴んでバケツに移していた

〈フナ〉講座の講師を務めたのは、学校近くに住むJA佐久浅間フナ部会の小池清志部会長。参加した16人の生徒は、小池さんから佐久の秋の味覚であるフナの歴史の説明を聞いた後、フナを飼育する田んぼに移動して水揚げを体験。生徒たちは、すくい上げた網に入った多くのフナをおそるおそる掴んでバケツに移していた