小諸市和田の星野直人さん(73)のギター伴奏と、妻の昭江さん(73)の司会で参加者が童謡唱歌や歌謡曲を歌う集い「歌の旅びと」が100回を迎え、29日に記念の会を開いた。
地域の高齢者が気軽に集まり、一緒に歌って楽しめる場になればと、星野夫妻が「歌ひろば」の名称で平成24年に小諸市の和田研修センターを会場に開いたのが始まり。多くの地域から参加できるようにと、平成25年10月からは佐久市岩村田のコミュニティースペース「おいでなん処」に会場を移し、名称も「歌の旅びと」と改めて、月に数回ずつ開いてきた。
百回目の会には佐久地域から約30人が参加。『冬景色』や『野菊』、『冬の星座』など18曲を歌ったほか、写真で思い出を振り返った。
歌う集いでは、選曲した歌詞をスクリーンに映すため、深夜まで準備することもあったというが、「参加者から元気をもらえたので続けられた。気持ちではあと50年続けたい」と、直人さんは笑顔を見せていた。
ちなみに星野夫妻は、「和田ひまなスターズ」の名前で活動し、おいでなん処のほかに、うすだ健康館や各地の高齢者福祉施設などでも歌う集いを開いている。

こ・歌の旅にと100回目 カラー