小諸市の与良蛭子神社の「初えびす」は19、20の両日開き、商売繁盛や五穀豊穣を祈願する人たちでにぎわった。
江戸時代中期から伝わり、えびす神が1月に稼ぎに出て、11月に戻ってくることから、地元の与良実業会(渡辺英世会長)が毎年1月と11月に例大祭を開いている。
多くの参拝者が買い求める「福枡」は、5百円から2万円までの7種類。金額の3~5割の御種銭(おたねせん)が入っていて、買い物など「種をまくことで大きくなって戻ってくる」という縁起物だ。今年は昨年より百個多い千個を用意。「選挙がある年は高額なものから売れていく」と渡辺会長。福枡のご利益は「参拝者ばかりでなく我々会員の売上にも出ている」と話していた。

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参拝者でにぎわう与良蛭子神社