小諸市が進める「新規就農者支援事業」で、新たに市川祐司さん、山浦健太さん、甘利明稔さんの3人が選ばれた。
小諸市内で新規就農する人を対象に、農業機械の購入や農地借上げなどの必要経費を助成する事業。助成額は、完全な新規就農の場合で百万円。市内の農業経営を引き継ぐ場合は50万円。市内農業者の子弟の場合は30万円。平成18年の事業開始以降、認定は38人。
昨年独立した市川さん(31)=小諸市原村=は、親戚の農家で2年間研修し、ハクサイやサニーレタスなどを栽培。「同世代の仲間もいるので新しいことにチャレンジしてみたい」と話す。
5人の従業員がいて、カット野菜の販売などの6次産業も進めている甘利さん(26)=小諸市乗瀬=は、レタスやグリーンリーフを栽培している。「農業が衰退しないよう若い世代で盛り上げていきたい。県外の農家とも協力して情報交換をしていく」と意気込んでいる。

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