争点が見えにくい―といわれる今回の小諸市長選。今週末から総決起大会を控えた各出馬予定者に「ここを訴えたい」「ここは強調したい」というそれぞれの“争点”を聞いた。(掲載は五十音順)

饗場道博饗場道博氏(57)

市役所立て直しから
人材育成、まちづくりへ

「まずは市役所組織の立て直しから。これに着手しないと始まらない。その上で、市民が小諸市の直面する人口減少、財政状況の厳しさという課題を理解、共有し、次の一歩に向かうことが必要だ。その上で、市職員をはじめとした市民の人材育成を行いながら、公民連携のまちづくりへと進めていきたい」
▽事務所 与良の与良公会堂(電話0267・24・2330)
▽決起大会 26日(土)午後7時から相生町のステラホール

大森あつなり大森豊也氏(39)

停滞から飛躍へ
市民が主役の小諸市に

「大型事業などを押し付けてきた市政のツケが今の小諸市にある。市民が主役の小諸市に変えなければならない。市民に役に立つ『行政力』、経済基盤を強くする『産業力』、社会を明るくする『市民力』で未来を創造したい。それを実現するために、今回の選挙は停滞から飛躍に向かう最後のチャンスだ」
▽事務所 荒町の美容院跡(電話0267・31・6660)
▽決起大会 27日(日)午後2時から古城の小諸グランドキャッスルホテル

小泉俊博小泉俊博氏(52)

市役所改革と広域連携で
財政健全化を図る

「市役所の立て直しから着手し、民間の感覚を取り入れて市民満足度の高い行政組織を作る。小諸市はこのところ近隣地域から孤立し、財政運営の厳しさが際立ってきた。佐久広域の連携強化を行い、産業振興などのために活用する財政基盤強化を進める。それによって、小諸に元気と誇りを取り戻したい」
▽事務所 和田の飲食店跡(電話0267・31・5562)
▽決起大会 26日(土)午後3時から相生町のベルウィンこもろ

SONY DSC芹沢勤氏(75)

希望を持ち生活できる
小諸市を目指す

「幹部職員不在で混迷する市役所を短期間で立て直す。また、長い間進めてきたコンパクトシティ構想や高地トレーニング構想の具体化が必要。市長時代は多少強引なところがあったが、リーダーとして『これが良い』と信じて実行したこと。こうした取り組みにより、『希望を持って生活できる小諸市を目指す』という信念は変わらない」
▽事務所 与良の自宅(電話0267・23・5100)
▽決起大会 30日(水)午後6時半から相生町のベルウィンこもろ

柳沢柳沢恵二氏(67)

目指す「子育て日本一」
各世代に切れ目ない支援

「人口減少社会の中で、小諸を存続させていくために『子育て日本一』を目指す。また、出産から子育て、就職、結婚、生きがい豊かな老後の生活はすべて一つの線でつながっており、世代に応じた切れ目のない支援が必要。明るい小諸の未来を育むために、現実を見つめ着実に改善していくことを約束する」
▽事務所 六供の旧ふじまき跡(電話0267・31・6637)
▽決起大会 26日(土)午後7時から小諸市文化センター