小諸市鴇久保区の有志でつくる「鴇久保ビオトープの会」(大井理紀夫会長)は23日、自然の生態系を観察する「鴇久保ビオトープ」で稲刈り体験を行った。
手で稲刈りをする機会が減っていることから、毎年小学生にも参加を呼び掛けている。今回は野岸小や坂の上小の児童5人のほか、シニア大佐久学部の受講者も参加。中には「稲刈りは30年ぶり」という人もいた。
ビオトープ内には4カ所の水田がある。この日収穫したコメは11月の収穫祭で味わうほか、小諸市大久保の「あぐりの湯」で販売する。
同会の大井会長は「子どもたちはビオトープにいる昆虫を捕まえることで生き物の生態を知ることができたと思う。田んぼでの体験は思い出に残る」と話していた。

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