佐久市臼田小学校(牛山智子校長)の6年生42人は11日、佐久市臼田の旅館「清集館」でかるた会を楽しんだ。
同館の女将・佐々木都さんが、「核家族でかるた取りが楽しめない」「子どもが畳を知らない」という母親らの言葉を聞き、日本の習わしを伝えるきっかけになればと企画して4年目。
旧浅科村出身の切り絵作家・柳沢京子さんが、105歳の現役医師・日野原重明さんの言葉の中から48の読み句を選び、取り札を作った「いのちのいろはかるた」を使用。4班に分かれて2回行い、1回目はCDから流れる日野原さんの肉声に集中し、札を探した。
児童はこれまでも道徳の時間などで日野原さんの言葉に触れてきた。仲沢いずみ学年主任は「競技を通して命の捉え方が深まり、大切さを考えて欲しい」と話していた。

臼田小6年いのちのかるた

かるたを制作した柳沢京子さんも参加。制作に至った思いなども話した