佐久市の佐久城山小学校の6年生(59人)が25日、荻原徳雄さん(84)=瀬戸=の畑で、アワの収穫を行った。5月下旬に250平方㍍ほどの場所に種をまき、観察や手入れをしてきた。 社会科の授業で弥生時代に小麦やアワなど雑穀の栽培が始まった事を学び、「アワってどんなものだろう」と興味を持ち、菜種やジャガイモ、米作りを学んでいる楽農俱楽部の会長を務める荻原さんに相談。一緒に育ててきた。
荻原さんは「アワの栽培は収穫が一番重労働だが、みんなの協力で短時間で終わった」と児童をねぎらいながら、「自分で作った物を食べるのは格別。農業の楽しさが伝わり、将来一人でも多くの人が従事してくれれば」と期待していた。
収穫したアワは荻原さんのビニールハウスで乾燥させてから脱穀。同小近くでレストラン「マルカフェ」を営む柳沢零さんと一緒にメニューを考え、12月に親子で調理をして味わう予定だ。

さ・城山小アワの収穫