小諸市芦原中学校(鹿取俊彦校長)の1年生と3年生の生徒約260人が28日、同中前の道路沿いのいわゆる「梅林道路」で南高梅の苗木百本を植樹した。
「梅林道路」の由来でもある梅の木は、昭和45年に同校の開校10周年記念で植えられた樹齢50年ほどの古木。生徒やPTAなどが日常の管理をしてきたが、最近は樹勢の衰えも目立ちはじめていた。
梅は「梅花教育」と言われる小諸の教育のシンボルでもあり、同校は古くなった梅の木を発展的に継承しようと、新たな苗木の植樹を計画。県の元気づくり支援金も活用して取り組んできた。
昨年に現在の2年生が50本を植樹。今年と合わせ150本を増やし、古木も含め約350本になった。事業は3年計画で、3年目になる来年は活動をまとめたパネル作りや地域社会と結びついた教育活動の充実を目指すという。