佐久市岩村田の鼻顔稲荷神社で11日に開いた初午祭は、3連休の最終日だったほか晴天に恵まれたこともあって、約8300人の参拝者でにぎわう盛況ぶりだった。
五穀豊穣や家内安全、商売繁盛などを祈願する祭り。以前は2月の最初の午の日に開いていたが、より多くの人が足を運べるよう、最近は祝日である建国記念日に日程を移している。
当日は、朝からダルマや熊手などの縁起物を買い求める人たちが詰めかけ、社殿は参拝者の行列ができるほどだった。また、古いダルマや縁起物を供養する「奉焼祭」も大勢の人でにぎわった。岩村田神社総代会の中城博副会長は「今年は晴天なうえに風もなく絶好の条件。参拝者も多く活気付いていてよかった」と喜んでいた。