春めいた陽気が増してきた佐久地方。暖冬だったが、サクラの開花は記録的な早さだった昨年に比べると若干遅く、「平年より若干早め」になると見られている。既に、「佐久地方で最も早い」とされる小諸市のマルイ産業=和田=のロトウザクラが咲き始め、来週末には各地で開花の便りが重なりそうだ。

佐久地方唯一の「名所100選」 小諸城址・懐古園(小諸市古城)  小諸発祥の小諸八重紅枝垂をはじめ約5百本のサクラが咲き誇る。佐久地方で唯一の「日本さくら名所100選」に選定されている名所だ。  記録的な早さだった昨年は4月3日に開花。園内は一気に桜色に染まったが、その5日後には雪が降り、幻想的な景色を写真におさめようと多くの写真愛好家が集まった。  4月6日(土)からは恒例の「桜まつり」が始まり、25日(木)までの期間中は呈茶やガイド案内、ライトアップなどが行われ、全国各地からの観光客でにぎわう。昨年は期間中に葉桜になってしまったが、今年は…

佐久地方唯一の「名所100選」
小諸城址・懐古園(小諸市古城)
 小諸発祥の小諸八重紅枝垂をはじめ約5百本のサクラが咲き誇る。佐久地方で唯一の「日本さくら名所100選」に選定されている名所だ。
 記録的な早さだった昨年は4月3日に開花。園内は一気に桜色に染まったが、その5日後には雪が降り、幻想的な景色を写真におさめようと多くの写真愛好家が集まった。
 4月6日(土)からは恒例の「桜まつり」が始まり、25日(木)までの期間中は呈茶やガイド案内、ライトアップなどが行われ、全国各地からの観光客でにぎわう。昨年は期間中に葉桜になってしまったが、今年は…

小諸のふるさと遺産 新町の三大桜(小諸市新町)  地元の「新町区・歴史的遺産を守る会」(高橋要三会長)が選定した▽押出鉄道敷跡の桜並木▽花川親水公園の桜並木▽手城塚城址の古木桜―の3つのスポット。  区民の散歩コースや花見、住民の交流の場として親しまれ、景観を後世に残そうと住民が協力して管理している。昨年12月、市の「小諸ふるさと遺産」として認定された。

小諸のふるさと遺産
新町の三大桜(小諸市新町)
 地元の「新町区・歴史的遺産を守る会」(高橋要三会長)が選定した▽押出鉄道敷跡の桜並木▽花川親水公園の桜並木▽手城塚城址の古木桜―の3つのスポット。
 区民の散歩コースや花見、住民の交流の場として親しまれ、景観を後世に残そうと住民が協力して管理している。昨年12月、市の「小諸ふるさと遺産」として認定された。

佐久地方で最も早い開花 マルイ産業(小諸市和田工業団地)  佐久地方で最も早く開花することで知られているロトウザクラ。会社の正門前の1本から咲き始め、陽気とともに周囲の木に広がっていく。全国的に開花が早まった昨年は3月20日頃に開花した。  工業団地が完成した30年ほど前に、小諸市開発公社が植栽した桜並木。春を先取りする縁起物として、年々知名度も高まってきた。同社は家畜や魚用飼料を製造しているが、「サクラに飼料を与えているわけではなく、何でこんなに早く咲くのかは不明」(伊藤辰治社長)とのこと。

佐久地方で最も早い開花
マルイ産業(小諸市和田工業団地)
 佐久地方で最も早く開花することで知られているロトウザクラ。会社の正門前の1本から咲き始め、陽気とともに周囲の木に広がっていく。全国的に開花が早まった昨年は3月20日頃に開花した。
 工業団地が完成した30年ほど前に、小諸市開発公社が植栽した桜並木。春を先取りする縁起物として、年々知名度も高まってきた。同社は家畜や魚用飼料を製造しているが、「サクラに飼料を与えているわけではなく、何でこんなに早く咲くのかは不明」(伊藤辰治社長)とのこと。