小諸市出身の日本画家で日本美術院「特待」の牧野伸英さん(52)が今日10日(金)から12日(日)まで小諸市相生町の相生会館で作品展を開く。牧野さんは5月からふるさとに戻り、制作活動を展開する。これを受けて有志による後援会も発足した。
牧野さんは、芦原中、野沢北高を経て多摩美術大学院を修了。これまでに、春の院展で19回、秋の院展でも18回の奨励賞、無鑑査などで入選を果たしてきた。文化勲章、日本芸術院会員で、現在佐久市立近代美術館で特別作品展が開かれている松尾敏男画伯に師事し、指導を受けた。そごう横浜店や小諸高原美術館などで数多くの個展も開催。
10日から開く「牧野伸英日本画展」には、花や風景などを題材にした20点余の作品を展示。また、3日間とも午前10時から午後5時までの開催で、牧野さんが会場で日本画を描く様子を披露する。
ふるさとでの活動支援のために発足した後援会は、柳橋脳神経外科医院の柳橋萬之さんが会長に就任。これから会員の増強を図り、佐久地方の美術文化の発展をめざしていく。