〇…小諸市の芦原中学校で25日、毎年恒例の梅の収穫が行われた。生徒約4百人と保護者らに交り、今回初めて芦原保育園の園児約40人も参加。「お兄さん」「お姉さん」の作業を手伝った。
〇…昭和45年、線路沿いから旧校舎に続く道路脇に植えた梅並木は「梅林道路」と名付けられ、生徒や地域に親しまれてきた。その後、校舎の新築や周辺道路の拡幅などで一部の木はなくなったものの、学校の敷地に植樹するなどして現在は約4百本の梅が生徒を出迎えている。
〇…当日は、生徒が園児を持ち上げて高いところについた実を取る姿もあり、赤羽勲夫教頭は「園児が参加してくれたおかげで、生徒が人を思いやって作業できた。良い経験になった」と、「梅花教育」がもたらす新たな効果に関心していた。今年の収穫量は600㌔で、保護者や地域に販売する。