小諸市森山区(桜井幹男区長)の防災訓練は23日に開き、約150人の区民が参加。簡易担架作りや心肺蘇生法、AEDの使い方を学んだほか、今年は初めて水や湯を入れるだけで食べられるようになる非常食の試食も行った。
平成25年、市の総合防災訓練が三岡地区を会場に行われたのを機に、翌年から区独自で行うようになって5年目。今回試食した非常食は、市が備蓄していたうち賞味期限がわずかに切れたものを引き取った。混ぜご飯とわかめご飯、おかゆの3種類で、試食した区民は「災害時にこれだけのものが食べられれば問題ない」と味わいも確認していた。
桜井区長は「新たな取り組みも取り入れつつ、繰り返し訓練して緊急対応を体が覚えるくらい続けたい」と話していた。