佐久市常田区のいきいきサロンは12日に開き、区内の70歳以上のお年寄りをはじめ、約50人が参加。同区民の小池安紀さんと小池利雄さんを講師に、常田区の歴史を学んだほか、小諸市和田の星野直人さんと昭江夫人のユニット「和田ひまなスターズ」の主導による歌声喫茶を楽しんだ。
同区のサロンは例年、5月と7月、10月の年3回行っており、区内の10班から1人ずつ選出する、サロン運営を目的とした福祉ネットワークと区、民生委員2人の3者が連携し、年間の予定を立てて運営している。特に今年は福祉ネットワークの久保怜子会長が35歳、星野仲生区長が62歳、民生委員の丸山圭二さんが76歳と運営側の代表の世代が幅広いのが特徴的で、民生委員の丸山さんは「世代を超えて協力しあうことで区のまとまりも強くなる」と話す。
また、佐久市に移り住んで7年ほどという福祉ネットワークの久保会長は、「佐久市や常田区のことをまったく知らない状態で思いがけず会長になったが、サロンを計画する中でだんだん地域のことがわかってきた」と話していた。
次回のサロンは10月。市職員を講師に「老い支度」について学ぶという。