佐久市入沢区(渡辺一夫区長)は28日、区役員と地元消防団員ら11人で、区内の沢や山の斜面など災害時に危険と思われる5カ所を巡回した。渡辺区長は「いざという時に素早く対応するための情報把握した。被害を最小限に抑えるための第一歩だ」と話していた。
入沢地区は、河川の氾濫や土砂崩れに対する地域住民の意識が高いという。「自分の住む場所は自分で守る」という考えで、今年から区と消防団が協力し合って危険個所をチェックするようにした。
今回の巡回では、カラマツが倒れたり地盤が不安定になっているような場所があった。このような場所では、消防団員が急な斜面を登って実際に確認したところ、「想像以上に危険な状態」といった指摘もあった。今回確認した場所を中心に、さらに情報を集めて対策を練るという。