佐久市の女子野球選手4人が、長野県選抜の第1期生チームのメンバーとして全国大会に出場する。会場は愛媛県松山市の坊ちゃんスタジアム。初戦は4日(日)の第1試合、奈良県と昨年優勝の群馬県の勝者と対戦する。
選抜メンバーになったのは、選抜チームキャプテンの佐々木知影さん(野沢小6年)、渕澤遥天さん(泉小6年)、齊藤凜さん(泉小5年)、土屋心海さん(野沢小4年)。いずれも地元のクラブで活躍している。最近は野球に打ち込む女子が各地で増えてきているが、長野県選抜が組織されるのは今回が初めて。野沢少年野球クラブでコーチを務める土屋篤さん(42)は、「県下各地から応募した14人のチーム。元気があって仲も良く、一試合でも多く楽しんでほしい」と話す。
俊足の佐々木さんは「足を生かしてつないでいきたい」。「バッティングに自信がある」という淵澤さんは「1本でも多くヒットを打つ」。オールラウンドで守備をこなす齊藤さんは、「投げたらストライクをたくさん取りたい」。土屋さんは「試合に出たら頑張りたい」と笑顔を見せる。
泉スポーツ少年団代表の宮下正一さん(60)は、「試合結果よりもその場の雰囲気を味わって、来年以降につなげてほしい」と見守っている。
少年時代、野沢本町チームで4番、ファーストだった柳田清二市長は、「この経験を生かして素晴らしいプレーヤーになって」とエールを送っている。