佐久広域連合消防本部は3、4両日、佐久市中込の消防本部建物を会場に、1泊2日の日程で消防士が日々行っている仕事を実際に体験する学習会を行った。佐久市や小諸市、佐久穂町など広域圏内の小学5、6年生15人が参加した。
仕事体験を通じて防災の大切さを学びながら、学校生活とは違う団体生活での規律を学んでもらおうと昨年から始め、今年で2回目。児童たちは防火衣の着用や消防車のホースでの放水、消火器の使い方、最大高さ35㍍のはしご車搭乗などを体験。夜は、消防本部内の会議室にテントを張り、寝袋で一夜を明かした。
体験では、熱中症やケガなどを防ぐため、非番の職員など25人の消防署員がスタッフを務める万全の体制で臨んだ。佐久広域消防本部は「今回の体験がきっかけとなって、将来の夢として『消防士』を挙げてくれる子どもが出てくれたらうれしい」と期待もしている。