市民の防災意識や地域の防災力向上を目的とした「小諸市総合防災訓練」は25日に開いた。地区持ち回りの方式から全区を対象にした訓練に切り替えて2年目。この日は31区でそれぞれに内容を工夫した訓練が行われた。
小原区(大池茂区長)は、大地震が発生して区内の住宅の多くが倒壊したとの想定で行い、防災放送で区民に呼びかけ。支え合いマップで「災害時に誰かの支援を要する」と定めた区民の安否確認と、情報の伝達確認などを行ったほか、会場の小原研修センターで消火器の使い方を学ぶ訓練を行った。
ただ、炊き出し訓練など事前に予定していたが行えなかった訓練もあり、大池区長は「実際に訓練をすることの難しさも感じた」と話した。