佐久市の総合防災訓練は、千曲川スポーツ交流ひろばで24日に開き、市民や消防団、自衛隊、医療関係者など1700人が参加。給水や水防訓練、ドクターヘリ要請収容など27項目のメニューを2時間半かけてみっちりと行った。
佐久地域で震度6弱の大規模な地震が起き、火災や水害が同時に発生したとの想定で実施。市内7地区のうち今年が当番となった望月地区の市民や消防団を中心に、災害時にそれぞれが果たす役割を確認しながら取り組んだ。今年は、佐久市測量設計業協会がドローンによる空中からの救助者捜索を初めて実施。車や中にいる人の様子がモニターに映ると、その鮮明な映像に驚いていた参加者も多かった。
このほか、林野火災などの際に小型ポンプを背負って水鉄砲のように水をかけて消火する器具「ジェットシューター」を使った訓練も体験した。