障害者支援施設「佐久こまば学園」などを運営する社会福祉法人佐久学舎(木内昌明理事長)が設立40周年を迎え、運営を支える支援者ら約70人を集め23日、記念式典を開いた。
「佐久市にも知的障害のある人の施設を」と、発起人会が組織されたのは設立の2年前。佐久市内全域で行われた募金活動や、市内外の支援者の寄付によって自己資金を調達した。昭和55年に「佐久こまば学園」を開園後、生活介護事業所「アシストこばま」や、共同生活援助事業所「サポートセンターこまば」など、現在では5施設を運営。現在の利用者は約90人。
木内理事長は、「施設の老朽化に伴い改築計画が必要な時期になってきた。将来にわたり安心、充実した障害者福祉を進めるため一層の努力をしていきたい」とあいさつした。
式典では、長年ボランティアとして支えている佐久ライオンズクラブや国際ソロプチミスト佐久、地域の行事に利用者を招いて交流を深めている瀬戸区や原区、退職職員らに感謝状を贈った。