佐久市中込の国重要文化財である旧中込学校は28日に無料公開を行い、約150人が足を運んだ。
同校の前身の成知学校が、明治6年9月27日に開校したことにちなんだイベント。参加者に対しては、旧中込学校保存会(木内征夫会長)のメンバーらが学校内の説明。特にこの無料公開日は、普段入ることのできない太鼓楼を見学できるとあって、多くの人が太鼓楼の内部をじっくり見学した。
今年1月に横浜市から移住してきたという夫婦は、「いつも横を通る時に何の建物だろうと思っていた」といい、木内会長から太鼓楼の太鼓が時を知らせるためのものであったことや、天井に国内外の都市名が方角ごとに示されているのを見て「これはおもしろい。大変良いものを見た」と喜んでいた。

来場者に太鼓楼の説明をする木内会長(中央)