小諸青年会議所(土屋壮亮理事長)は、11月に開いた初の「ふれ愛フェスティバル」で参加者とともに作り上げた小諸市の市章をかたどった「手形絵」9枚を、市内の8小中学校と小諸養護学校に1枚ずつ寄贈する。
フェスティバルは同所の「ふるさとの魅力発信委員会」(小林秀気委員長)が中心となり、「絆・夢・愛」をテーマに行った。手形絵は、「令和」の元号が万葉集の梅花の歌から引用されたことにちなみ、梅がモチーフの小諸市の市章を印刷。そこに、色とりどりの絵の具で手形を付けて完成させた。当日参加者のうち約2千人が手形を付けたという。
イベントの担当副理事長の柴崎晋輔さんは、手形絵の寄贈を通じ、「イベントのサブタイトルが『あの時あの場所あの人達と小諸で』であるように、手形絵を見るたびにあの日のことを思い出してほしい」といい、「それによって地域の絆が一層深まればうれしい」と話していた。
手形絵は、9日に美南ガ丘小学校へ贈ったのを皮切りに、今後各校へ順次寄贈していく。