佐久市瀬戸の戸塚喜美恵さんが主宰する三味線の「喜寿の会」は19日、佐久市浅科の穂の香ホールで親子教室の発表会を開いた。文化庁の助成を受けて開く教室で、今年は小中学生と保護者18人が月に2回ずつ練習を積んできた。発表会では『ソーラン節』や『ふるさと』、『鞍馬山』を披露。小唄や長唄の演奏もあった。
会場を訪れた杵屋宗家家元の勘五郎さんは、「子ども教室が続いているのは、伝統文化を継承したいという戸塚さんの努力と周囲の助けがあるから」と言い「各地でこのような教室が増え、若い人たちにも三味線の音色を知ってほしい」と話していた。
この日は、会場に「2019年災害チャリティー・復興支援」と書いた募金箱を設置。集まった義援金は佐久市に寄付する。