佐久市鳴瀬の桃源院(山本健善住職)で9日、毎年恒例の「落語会」と「大黒豆まき」があった。子どもからお年寄りまで、落語会には約90人、豆まきに約百人が参加するにぎわいだった。
落語会は、山本住職が「落語でも音楽でも、『直に聞く』という体験が大切と考える。その機会をもってもらいたい」とはじめ、20年以上続いている。山本住職と深い交流がある三遊亭楽之介さんが訪れ、落語家ならではの軽妙な語り口で参加者を楽しませた。
豆まきでは、「大黒さま」の福にあやかろうと、その名にちなみ「黒豆」をまいた。また、安全に配慮して子どもの部と大人の部に分けて行ったほか、新型コロナウイルスの話題がのぼる中、「福は内、鬼は外」に加え「コロナは外」の掛け声で縁起物をまいた。