地域の起業家の挑戦を支援するビジネスコンテスト「ジャパンチャレンジャーアワードin小諸」は9日、小諸市市民交流センター内のステラホールで開き、グランプリに「花嫁がママになってもいきいきと輝ける押花」の事業計画で臨んだ田中由希さん(40)=小諸市御影=が選ばれ、事業支援金として10万円を手にした。
昨年初めて開いた「みんなの夢アワード」の続編。小諸商工会議所の創業塾に参加した人を中心に、今年は7人がファイナリストとして参加。1人あたり7分の持ち時間の中で、各々が計画する事業についてプレゼンした。
田中さんは現在、小諸商工会議所会館内のチャレンジショップで押花を加工したブライダルブーケなどの製造販売をする「レブーケ」を経営。今回のプレゼンでは、結婚や子育てで仕事から離れている女性に押花の技術を習得してもらって生産量を増やし、軽井沢町で行われる結婚式でのブーケ受注を年3百件受けられるようにすることを目標に掲げている。
田中さんは「自分の事業を知ってもらうことが大事だと思って出場した」といい、「グランプリ受賞には驚いたが、プレゼン内容が実現するよう努力しないといけない」と話していた。

受賞式の最後は、小諸センゴク甲冑隊が先導して、参加者全員でかちどきをあげた