佐久市岩村田の鼻顔稲荷神社から南側に約300㍍の場所にある「おもいつき農園」で、ミズバショウが見ごろを迎えている。
農園は会社役員の森角忠さん(69)=佐久市岩村田=らが管理。20年ほど前に10株植え、現在は200坪の敷地に800株が群生している。特に気を遣うのは、苞がついてからの寒さで、事前に予想できる時は寒冷紗をかけて保護している。「今年は暖冬の影響で昨年より早く3月半ばに開花。まだしばらくの間楽しめる」という。
また、今年2月には故中曽根康弘元総理が所有していた別荘「日の出山荘」=東京都=に10株を移植していて、「農園のミズバショウは群馬県で購入した株で、移植に縁を感じる。嫁に出した気持ち」と森角さんは話している。