佐久市臼田の酒蔵「橘倉酒造」と連携し、オリジナルの甘酒作りに取り組む佐久平総合技術高校臼田キャンパスの生徒4人が18日、同酒蔵で麹作りの作業に挑戦した。
生徒たちが自分たちで栽培した臼田産のコメを使い、臼田地域の高校と酒蔵で協力して甘酒を作ることで、「臼田地域を盛り上げよう」というのが大きなねらい。使用するコメは全部で114㌔あり、およそ360㍑の甘酒ができるという。
この日は蒸したコメを手作業で混ぜながら熱を取る作業や、冷ました後に種麹がまかれたコメを裏返す作業に取り組んだ。同酒蔵の井出平専務は「高校生でこの作業の経験がある人はほとんどいないと思う。貴重な体験をしたことを家族や友人にも報告して」と呼びかけた。
当初、完成した甘酒は9月に予定していた同キャンパスの文化祭で販売する予定だったが、コロナ禍の中で文化祭自体が中止に。それでも、予定通り9月までには製品として完成させる予定で、売り出し方や販売場所については今後検討していく。