小諸市一ツ谷区の高齢者クラブ(上原義明会長)が、毎年春と秋に地区内の通学路で行っている草刈りや、活動を通じて地区の子どもたちと交流を深めている実績で、「信州豊かな環境づくり県民会議」(鵜飼照喜会長)から表彰を受けた。上原会長は「子どもたちやPTA、区、公民館なども協力してくれた取り組みが評価されてうれしい」と喜んでいる。
草刈りをしている通学路は、同区内のマレットゴルフ場近くの約130㍍。この区間には、季節になると濃いピンク色の花を咲かせるツツジが約2百本植えられている。かつては区民有志で作る「一ツ谷を美しくする会」が管理していたが、会員が高齢化し管理が難しくなったため、平成26年から同クラブが活動を引き継いだ。
昨年度には、支部PTAを通じて子どもたちにも作業の参加を要請。クラブメンバーと小中学生の計45人が参加し、作業に汗しながら交流を深めた。今回の表彰は、こうした地道な活動が評価されたものだ。上原さんは、「みんなの努力でもらった表彰。コロナ禍が落ち着いたら報告の機会を設け、みんなで喜びを分かち合いたい」。