佐久市文化事業団は17日夜、佐久市浅科の交流文化館浅科で無観客の演奏会「オレンジライト・ファンタジー」を開いた。温かなオレンジ色の灯りに包まれた会場で、市内の中高生3人とプロのパーカッション奏者が演奏を披露した。
同団は3日と10日にも、青色の光の中で演奏する「ブルーライト・ファンタジー」なるイベントを開いており、この時はコロナ禍で市民生活を支える医療従事者らへの感謝を込めた。今回の「オレンジライト」は、コロナの影響で営業自粛を余儀なくされた事業者や、外出規制を乗り越えた市民らに「音楽を通じて心の平安と明日への希望を届けたかった」と奥村達夫同団館長。
演奏したのは、ピアノを学ぶ石黒美音さん、岡田すみれさん、小林優香さんの3人の中高生と、佐久演奏家協会の会員でパーカッション奏者の塩津智弘さん(55)=長野市=の4人。佐久長聖高1年の岡田すみれさん(16)は「今は人前で演奏する機会がないので、オレンジ色に光るおしゃれな会場で演奏できて楽しかった」と話していた。
この日の演奏の様子は、動画サイト「ユーチューブ」で同団公式チャンネルで公開する予定だ。