小諸市坂の上小の3年1組(鷹野絵里担任・31人)は19日、懐古園内の来園者に観光ガイドを行う「こどもガイド」を行った。
6年前、こもろ観光ガイド(大西崇弘会長)が設立20周年を記念した事業として発案。当時、坂の上小に勤務していた教員が、学習の一環で児童に「千曲川旅情の歌」の暗唱をさせていたことを知り、協会側から話を持ちかけて実現した。以来続いており、今年で6回目。
今年はコロナ禍で、例年より準備にかける時間が取れなかったが、児童たちは夏休み過ぎから、観光客に説明する文章を作り始めたという。
当日は▽三の門▽二の門▽二の丸▽黒門と黒門橋▽荒神井戸▽天守台と馬場▽藤村詩碑―の7カ所で、観光客に歴史や秘められた逸話などを説明した。上田市から来たという女性グループは、「懐古園は何度も来ているが知らないことも多かった。思いがけず子どもたちの素敵な姿が見られて感動した」と喜んでいた。

紅葉がきれいな黒門橋でガイドする児童たち