小諸市懐古園で人力車を引く「きらく屋」の喜楽屋笑太さんは、男女2人の音楽ユニット「水無月」が作詞作曲したオリジナル曲「人生坂道」「笑顔の人力車」のCD化にあたり、歌唱を担当。1日から販売を始めた。「車夫になって11年目の年に大変良い記念になった」と喜んでいる。
歌を作った「水無月」はKo‐ichiさんとMinaさんによる音楽ユニット。結成前の昨年6月に人力車を利用した際、「自分の足で散策するのと違い、レトロな世界に入り込んだ印象を受けた」という。また、坂道でも向かい風の中でも笑顔で力強く車を引く喜楽屋さんと接する中で、「この名物車夫のメーンテーマがないのはもったいない」と、喜楽屋さんや人力車をイメージした曲作りを思い立った。
曲の完成後は、「せっかくなので喜楽屋さんに歌を入れてもらいたい」と喜楽屋さんに依頼し、本人も快諾。喜楽屋さんは「自分の歌が入ったCDを作る機会なんてそうそうない。一生の宝です」。
「人生坂道/笑顔の人力車」は1枚千円。喜楽屋さんから直接購入できる。

人力車の前でポーズをとる喜楽屋笑太さん(中央)と、「水無月」のKo‐ichiさん(左)、Minaさん(右)