幅広い教養を培い、市民に正しい判断力や生きる力を身に付けてもらうことなどをねらいにした小諸市民大学が今年度で40年目を迎え、16日、約50人が参加して開校式と初回の講座を行った。
小諸市公民館と同大学運営委員会(石渕真理子委員長)の主催。市民大学は40年間にわたり、それぞれの時代の課題を考えるテーマや地元に関連深いテーマをもとに講義内容や講師を選定。「市民が創る大学」を目指してきた。
今年度は新型コロナ対策として、講義回数を従来より少ない5回としたほか、講師はすべて県内で選定した。初回のこの日は、フォトジャーナリストの山本宗補さんが「中村哲さんの生き方に学ぶ」と題して話した。
講座は残り4回あり、次回は8月21日(土)午後2時から、上田自由塾「まちかど科学クラブ」主宰の渡辺規夫さんが「たのしい科学入門」と題して話す。2回目からの参加も可能だが、受講料3千円は必要。
会場は小諸市公民館。問い合わせは小諸市公民館(電話0267・23・8880)。