「やる気ある子ども」の気持ちを大事に
小諸市の「児童生徒夏季体育大会」の女子ソフトボールの部が24日に行われたが、2年ぶりとなった今年度は地区単独チームが編成できなくなり、複数の区が作った2チームのみが参加。両チームによる試合だけで優勝が決まるという、ちょっと寂しい結果となった。
女子ソフトボールの大会は、平成12年に12チームが参加したこともあったが、一昨年は7チームまで減少。今年度は、コロナ禍で1年間の中止を挟んだことも影響してか、競技人口そのものが減り、単独でチームを組めない地区が増加。参加したのは市区と森山区合同の「IGSPLUS」と、一ツ谷区と御影区、和田区、平原区合同の「一ツ谷」の2チームのみとなった。
大会は、両チームで2試合して2勝した「IGSPLUS」が優勝。同チームの武内彬監督は、「区単独では人数が足りなかったが、大会に出たいという子どもたちの気持ちを大事にしたかった。ただ、2チームのみとはいえ優勝はうれしい」といい、来年度以降について、「子どもたちがやりたいと言うなら全力でサポートする」としたが、参加チームを増やすのは大きな課題と言えそうだ。
大会は女子ソフトのほか、25日に少年野球やソフトテニス、柔道を実施。あす31日(土)の剣道で一連の日程を終える。

優勝を喜び合う「IGSPLUS」チームのメンバーや保護者。市区と森山区は共に美南ガ丘小エリアだけに、「合同チームではあるが、子どもたちはもともと仲が良い」(武内監督)という