佐久市岩村田の「森角建材店」社長の森角和士さんを中心に有志で作る「Sakukids応援隊」が小ブナを育てる田に、佐久市岩村田の小雀保育園(小林千恵子園長)の園児手作りのかかしが登場した。
小ブナがサギなどの鳥に食べられてしまう被害を防ごうと、森角さんが同園に話を持ちかけた。小林園長は、「かかし自体を知らない子もいる中でとてもありがたい」と話す。かかしを作ったのは年長園児46人で、園の音楽会で発表した「エルマーと竜」がモチーフ。園児を4グループに分け、物語に登場するキャラクター4体を作った。
小ブナは佐久の秋の味覚として有名だが、森角さんは、「生き物を育てる大切さを知ってもらうと同時に、佐久の食文化について関心を持ってほしい」といい、「とても立派なかかしができた。家庭で両親にこの話をしてもらえたらうれしい」と話していた。
小ブナは今週末から収穫をはじめ、9月5日(日)と12日(日)に同水田で直売する。雨天時は岩村田の「おいでなん処」。時間は午前9時から正午まで。数量限定。予約など問い合わせは同応援隊(電話090・4153・8559)。