小諸市東雲のみすず幼稚園(福島全子園長)は、同園近くで7月に起きた車両火災の際、園で常備する消火器を使って素早い消火に努めた功績で、30日に小諸消防署(山本博樹署長)から感謝状を受けた。
火災は7月16日の早朝に発生。園に子どもを送りに来た保護者から、同園と小諸高校の間にある道路で車から煙が出ていると聞き、福島園長らが現場を確認。その時点で車から火が出ていたため、「万が一、爆発でもしたらいけない」と、清原睦子副園長が消火器を持ってきて火を消し止め、福島園長は小諸消防署に通報した。
消火にあたった清原副園長は、「普段から訓練してきたことが役に立った。今後も防火意識を常に持って、子どもたちの安全安心を守るよう努めたい」と話した。福島園長は「子どもたちに対し、困っている人がいたら助けるという姿を見せられたと思う」と話していた。